2014年6月12日

大きな画面に思いっきり描いてみよう!!

美術クラブ第2回目の課題は「大きな画面に思いっきり描いてみよう!!」
ということで、木炭紙サイズ(65cm×50cm)の静物デッサンです。


横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ 夏休み美術教室 画面のサイズ


美術クラブ最初の静物デッサンで木炭紙サイズなんてすごいですね!実は高校生が美大受験のために石膏デッサンをする時などに使用するサイズなのです。
モチーフも巨大な瓶や植木鉢など、とてもボリュームがあります。どうしたらその大きさが表現できるか考えながら、描きたい場所を決めていきます。

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ 夏休み美術教室  モチーフと場所取り

初めての本格的な静物デッサンということで、開始前にイーゼルや鉛筆の使用法、
エスキース(制作前のスケッチ、構図決め)などの簡単なレクチャーがありました。そしていざ挑戦!

ほとんどの生徒は体験授業などでデッサンは経験済みですが、木炭紙サイズでは一筋縄ではいきません。前回まで使っていたB3サイズでのデッサンとの大きな違いは、やはり身体の使い方です。手首を動かすだけでは全体に線を引くこともままなりません。肩から大きく大きく腕を動かすことをイメージして、エスキースの時に決めた構図を再現していきます。みんな苦戦しながらも、なんとか収まりの良い構図を決められたようです。

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ 夏休み美術教室  描き出しの様子

続いてモチーフの明暗をよく観ながら鉛筆をのせていきますが、その面積も広いです。鉛筆がすぐ短くなってしまいますね〜。全4回の授業、約一ヶ月かけて描きます。体力勝負です!

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ 夏休み美術教室  制作風景

もう一つとても大切なことが、絵全体を常に見渡しながら進めることです。小さめの画面でも大切なことですが、大きい画面ではなおさら、自分と作品とのあいだに距離をとって、客観的に観る時間が重要になってきます。2回目、3回目では授業の開始前と開始後に全員の作品を並べ、お互いの作品を比較しながら進み具合を確認する時間をとりました。途中段階の絵を比べるだけでもお互い刺激になりますね。


そして最後の日。
とりあえず全員、絵の全体像がつかめる状態まで描けたところで最終日を迎えられました。しかしここからが本番です。画面は大きくても細かい部分の丁寧さはもちろん求められます。台上を這(は)うロープは黄色と黒色ですが、よく見ると黄色の部分の方が多いんです!そんなささいな事も冷静に観ていきましょう。気になるところはひたすら手直しし、モチーフをとことん観察してガラスの質感にもこだわっていきたいところ。さて、自分のイメージする完成の姿にどこまで近づけられたでしょうか?
横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ 夏休み美術教室 完成した作品



横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ 夏休み美術教室  講評会の様子

終了の声がかかっても皆さんなかなか止めません。「時間が足りなかった〜!」という声が多かったです。合計10時間弱、大変な集中力でした。完成した作品はどれも密度が高く、とても中学生の作品とは思えないものばかりです。「疲れたっ!」という感想もありました。こうやって毎回全力で作品を作りきっていけるといいですね。
次回の鉛筆デッサンも楽しみです!