2014年12月21日

どこまで描けるか!「細密デッサン」


横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」今回のモチーフ

2014年も終わりに近づいたところで、美術クラブも人数が増えました。
新メンバーも加わった11月の課題は、B3サイズ画用紙に鉛筆で描く「細密デッサン」。
前回までの課題とはうってかわって、久々にスタンダードなデッサン課題です。
しかし「細密」と言われるくらいなので、
今まで以上によく観察して、形や質感などを表現していかなければなりません。


モチーフはサザエ・ペンキ缶・折り紙。
サザエのようなゴツゴツとした描きがいのあるものはもちろんですが、
一見つるっとした缶や折り紙にも、構造的な特徴はもちろん、
気をつけて観察しなければいけない部分(厚み、薄さ、重み、温度など)はあります。
どこまで自分に厳しくなれるかが勝負となる課題ですね。


手渡しモチーフの構成は、アクリル絵具課題のときに経験済みです。
想定による絵づくりは、言葉による想定デッサン課題を経験しています。
今回はテーブルの上にモチーフが設置してある状態でも構いませんし、
想定(想像)でモチーフ以外のものを描くこともOKです。
比較的自由度の高いこの課題。
今回は皆さんどのようなアプローチで臨むのか楽しみです!

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」制作風景1

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」制作風景2

参考作品を用いたレクチャーが終わると、
皆さんあれこれと考えながら、どんどんと制作に没頭していきました。
経験者はモチーフを卓上に設置することにも手慣れてきているので、
静物デッサン的なアプローチが比較的多かったのですが、
一方で、ペンキ缶の表面の映り込みにグッと近寄って
モチーフの大部分をカットする大胆な構図にする人や、
画面に自分の好きな物を持ち込んで構成する人など、
様々な答え方を目の当たりにすることができました。


卓上に物を設置した構成でも、自分で再構成する場合でも、
モチーフのどういった部分に惹かれるのか、それが絵の魅力として、
画面の中でどう使われていくのか、狙いを定めて進めていくことが大切です。
全4日の中、初日のほとんどをプランニングに費やしましたが、
狙いが定まったら、強いイメージをもって描き進めていきましょう。

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」制作風景3

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」制作風景4

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」制作風景5

今回は用具もサイズも手慣れた物であったせいか、
描き始めると手はよどみなく進んでいきます。
2日目の終わりから3日目にはほとんど完成に近いところまで迫っている人が多く、
じっくり腰を据えて制作することができたのではないでしょうか。

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」作品完成


完成作品もさすがの密度です!

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」完成作品2

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」完成作品3

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」完成作品4

横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ どこまで描けるか!「細密デッサン」完成作品5


中には細かく描きすぎて、全体のバランスが崩れてしまう人も・・・!
やはり時間にゆとりがある分、終盤は特に距離をとって
作品をチェックすることが大切になってきますね。
これはとても良い経験だと思います。
今年度のはじめに描いた鉛筆デッサンと比較すると、
自分たちでもかなり成長の手応えを感じられるのではないかと思います。


何よりやりきることが大切な構成課題、しっかり走りきることができましたか?
今回走りきった分、次はもう少し遠くに行けるはずです。
鉛筆デッサンは課題としては年明けにあと1回を残すのみですが、
更なる成長を感じられるようがんばりましょう!