2015年4月9日

2014年度のしめくくり!「自由制作」





今年度最後の課題は、2ヶ月連続の課題です。


毎年、この時期に行っているのは「自由制作」。
生徒それぞれが、自分の興味の方向や、弱点強化などを考えて、
自分で自分の課題を決定し、制作します。


毎回、素材や表現方法の自由度は高く、
今回も「平面」「立体」どちらの制作も可能ですし、
素材も様々な支持体(紙、画用紙、キャンバス、イラストボード、水張りパネル、パネルに直に、など)に、
好みの絵具(水彩、アクリル、ガッシュ、油彩、ペン、コピック、スクリーントーンなど)で描いたり、
粘土、紙、スチレンボード、金属、木材、発泡スチロール、スタイロフォームなど、
様々な素材での立体制作をしたり、各自で決めていただきます。
ただし、制作のテーマは美術クラブが出題します。
言うなれば『お題』です。


今回のお題は『学校』。





制作の初日は「プランニング」。
6回の長い期間の課題なので、しっかりとしたプランをたててから始めないと、
途中で飽きてしまう事もあります。
『学校』と言うテーマから、どのように発想して、どのような素材で、
どのように作り、どのように展示するか。
大体のプランニングを初回の授業で決めていきます。


そして、次に美術クラブへ来る時は、材料や画材をしっかりと準備して持参します。
ここで一番やってはいけない事は「忘れ物」。
忘れ物があると、その日の制作が出来なくなるかも知れませんし、
進行が遅れてしまい、完成させられないかも知れませんので…。





プランニングも決まり、材料が揃えば、後はそれぞれ制作するだけです。
絵画系の講師と立体系の講師がいる、美術クラブならではの
とても楽しい自由制作のスタートです。
今期の美術クラブの生徒たちは、積極的に自分で進める人が多く、
講師の出番は今回は少なめでした。
少々物足りない…。




作品は、それぞれが考えたコンセプトに沿って、順調に進みました。
今回のような制作の場面では、それぞれの興味の方向が作品にダイレクトに出るので、
見ていても、とても楽しいです。
まだ少々先の話しですが、美術クラブの生徒さんが高校生になり、
美術系大学への受験の準備を始めた場合、
デッサンや平面(色彩)構成、立体構成、着彩、油画など、
受験を意識した実技勉強が制作の大半になると思います。


しかし、それは大学に入るまでで、
大学生になったり大学卒業後に美術家やデザイナーになったりすると、
その制作の内容は、今回の自由制作のような
自分の興味の方向やスタイルによって決定される事が多いです。
ですから、これからの人生の中で制作する事を考えると、
今回の「自由制作」のような制作スタイルが実はとても自然な事なのだと気がつきます。
高校生になると「自由制作」のような制作はなかなか行いませんが、
美術クラブではそれが出来るので、とても大切な機会だと言えます。


今回の「自由制作」を通して、自分の新たな方向性や興味、
可能性に気が付いた生徒さんも多いのではないかと思います。


では、完成作品を抜粋でお見せします。
ご覧ください。



これらの作品の他にも、たくさんの労作がありました。
皆さん、出し切れましたか?
1年間本当にご苦労様でした。
ぜひ美術クラブでの経験をこれから先に活かしてくださいね!