2015年10月19日

紙ねんど立体「ハロウィーンかぼちゃの模刻」



横浜美術学院の中学生教室 美術クラブ 紙ねんど立体「ハロウィーンかぼちゃの模刻」1


美術クラブ、9月の課題は久しぶりの立体課題でした。


過去に立体課題(2014年8月『立体課題「紙でつくる靴」』→)を経験している人もいますが、本格的な立体作品を作るのは初めて!という人も多くいました。


ということで、まずは今回の課題のレクチャーから始まりました。先生が過去に制作した模刻作品をサンプルとして皆に見てもらいながら、最終的にはここまで本物そっくりに作るんだな、と皆の頭のなかに作品完成のイメージを作っていきます。


まずは、沢山あるハロウィーンかぼちゃを画用紙に鉛筆でスケッチしてもらいました。今回自分たちが作ろうとしているモチーフがどんなものなのか、しっかりと観察をした上で作りたいし、スケッチを通してハロウィーンかぼちゃの形の面白さに気づいてほしかったからです。


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ごろごろと置かれたかぼちゃの中から、好きなものを選んでスケッチ。


スケッチが終わったら、自分が模刻したいかぼちゃを選んでもらいます。どのかぼちゃを作るか決めたら、立体の芯材となるものを作ります。芯材の材料は、新聞紙と紙ひもです。自分が選んだかぼちゃに合った大きさ・形をイメージしてみましょう。



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立体作品の中に入れる芯材の大きさ・形をイメージしよう。

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芯材はふわふわ柔らかいとNG。固くなるように紙ひもできつく縛ります。


いよいよ紙粘土を使っていきましょう。芯材の表面に木工用ボンドを塗り、その上から紙粘土をつけていきます。肉まんを作るみたいに芯材を包む感じです。芯材が見えなくなるくらい粘土で覆ったら、スチレンボードと作品をネジで固定します。なんのためにボードに固定するのかというと、粘土に直接手で持たなくても作業ができるからです。手で持ちながら作るといつのまにか形が崩れてしまいますからね。



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紙粘土の扱い方のレクチャー

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ボードの裏側からネジを打ち込み、作品を固定します。


さて、ここから本格的な模刻のスタート!立体というのは、360°度さまざまな角度から見比べないと、形の間違いは見つけられないものです。ボードをくるくると回しながら、かぼちゃの大まかな形がズレていないかチェックしましょう。たまに席から立ち上がって、遠くから印象をチェックするというやり方もおすすめです◎


大まかな形が出来てきたら、細部を作り込みましょう。蔕(へた)の形や、表面のボコボコした形など特徴的な形があれば、まずはそこを集中的に模刻します。逆にツルッとしたシンプルな形であれば、指に水をつけ、表面が滑らかになるように磨いていくといいですね。ただの「粘土のかたまり」だったものが「かぼちゃっぽい」形に近いてくると、それだけでモチベーションも上がります!立体制作の醍醐味はここからですよー


この日は授業終了時間になっても、みんなそっくりにすることに夢中になりすぎて作り続けていました。「粘土を乾かさなきゃいけないから、もう終わりにして片付けて〜!(・∩・)」と先生が言っても「止まらない!どうしよ〜(^_^;)」って感じでした(笑)でも面白がってくれて良かった。



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ヘラや指を使って、本物そっくりに模刻していきます。


さあ、1週間乾燥させた粘土にいよいよ色を塗っていきます。今回はアクリル絵の具(アクリルガッシュでもOK)で彩色していきます。今回は最初は明るい色から塗って、その上から暗い色を重ねていきました。紙粘土の白い色が透けると本物らしく見えないので、絵の具を溶くときは水分を少なめにして塗ります。こういう時にもボードがあると、手も作品も汚れずに作業ができていいですね。



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表面を彩色します。絵の具は乾くと色が変わるので、その変化を計算に入れて。

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ここで、制作終了!みんなの作品を机に並べて、講評会を行いました。絵の講評会をしている時は席に座りながら作品を鑑賞しますが、今回は立体なので、まずは作品の周りをグルグルと回りながら鑑賞しました。見る角度が変わると、意外な表情があったりするのも立体の面白いところです。



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講評会の様子。こうやってズラリ並ぶと見ごたえがあります!


形をそっくりにすることが得意な人もいれば、色や模様をそっくりにするのが得意な人もいます。中には自分オリジナルの魅力的なかぼちゃを作ってしまう人もいます。でも、どのタイプの人も、本人が楽しんで作ったところや愛着を持っている部分は、ちゃんと見応えがありましたよ〜


今回もよく頑張ってくれたと思います!
みなさん、お疲れさまでした〜!!