2016年1月16日

冬期講習会2015 終了しました!




美術クラブの冬期講習会が無事終了しました。デッサン集中対策ということで、これから始める初心者の方と美術系高校受験の方を対象に、課題に取り組んでいただきました。皆さんとても真面目に描いてくれていて、嬉しくなりました。


初心者の皆さんには、3日間という短い日数でしたが、本格的なデッサンとはどのようなものなのかを体験してもらいました。まず1課題目は、テーブルの上にシンプルなモチーフを配置して、それを見ながら小さな画面で描きました。画材セットの説明や扱い方について学びました。そして、行き当たりばったりで本番の画用紙に描いていくのではなく、絵の構図を事前に計画して、完成のイメージをつかむことも教わりました。


本番では、どんな鉛筆で描いていったらいいかを確認した後、陰をつけることで立体感を表現すること、色に強弱をつけて遠近感を表現することを重点的に教わりました。イラストや漫画などの描写の表現とは見た目が違うので、最初は慣れない様子でしたが、皆さん徐々にリアルな表現がどういうものかが分かり始めてからは、大胆に鉛筆を使っていくこともできるようになっていました。




2課題目はそれの応用編として、倍の画面サイズと、前回とはタイプの違うモチーフで、描いてもらいました。イーゼルを使って絵を立て掛けて描いた経験がない人がほとんどでしたから、新鮮だったと思います。(なかには「描きにくいよ〜」という人もいたかもしれませんね^^;)イーゼルを使って描くと、鉛筆を寝かせて描くことや、絵を少し遠目で見ながら進めることができるので、慣れくると自由がきくようになりますよ。


完成した作品は、きちんとポイントを押さえていて、絵がめちゃくちゃになっちゃった〜!という人は一人もいませんでした。すばらしいです!




一方、受験対策クラスでは、各自の志望校や例年の出題傾向を共に確認しました。最初は実技試験に必要な基礎力を測るための課題に取り組みます。四角いもの(立方体や直方体)・丸いもの(球体)など、基本形態と呼ばれるシンプルな形になるべく近いものをモチーフにし、こちらのクラスもやはり明暗や色の強弱を利用して、立体的な表現をしていきます。入試の内容も、難易度やモチーフのタイプに違いはありますが、この基本形態が描けるかどうかを試されることになるので、現時点でどこまで描けるかをしっかり確認しました。


2課題目からは、個別の受験校別対策課題です。事前にチェックした志望校と傾向を考慮し、過去問や予想問題に取り組みます。弥栄高校、上矢部高校、白山高校、橘学苑高校など、異なる対策課題が同じアトリエで同時進行していて、皆真剣で黙々と描いているので、アトリエの中はしばしば鉛筆で描く音だけが鳴り響く、というような状態になりました。作品を短時間で完成させなければいけないため、頭の中ではいつまでに何を描かなければいけないか、やり残していることはないか、を考え続けることになるので、予想以上に忙しいものなのです。




制作終了後の講評会では、先生からの具体的なアドバイスがたくさんありました。立体感を出しやすいモチーフの角度はどんな角度か、軽いものを軽く、重いものを重く表現するための鉛筆選びはどうするか、モチーフによってどんな構図をとったら収まりがいいかなどなど……。「なんとなくやりました」「描いていたらいつの間にかこうなってました」ということがないように、無駄なく仕事する必要があります。


なんだかこういうふうに書くと、絵を描くことがつまらないように思ってしまいますが、時間内に要領よく仕事が進められるようになると自分の成長が実感できてきます。まるでスポーツのように、瞬時に判断しながら体を動かしていくので、終わるとヘトヘトだけれど、達成感があるのです。




たった数日間でしたが、この冬期講習会でもらったアドバイスが、一つでも二つでも試験で役立てってくれればいいなと思います。本番で実力が発揮できることを願っています!皆さん、がんばってください! (^o^)/