2016年4月22日

体験イベント「春休み美術教室」レポート




3月末、美術クラブでは春のイベント「春休み美術教室」を行いました。3種類の実技課題の中からやってみたいものを1つ選び、2日間かけて本格的な実技を体験するイベントです。


以前に一度、無料体験に参加してくださった方もいれば、全くの未経験という方もいましたが、先生たちによる制作の手順やポイントの解説などを聞きながら、みなさん順調に制作を進めることができていたようで良かったです。


デッサンと水彩画の体験を受講した方がほとんどでしたが、授業の様子を見ていて気付いたのは、やはりみなさん最初はとても慎重に輪郭線を描いていくんですね。これって、とても素直なことだと思います。真っさらな紙を前にすると「失敗しないようにしなきゃ!」と緊張してしまうものですし、「良い絵を描きたいな」と思えば当然慎重になるものです。


ここでの先生からのアドバイスはこんな感じです。
「みんなもっと気軽に制作に入っていいよ。一度描いた線はいくら修正しても大丈夫だし、むしろ描き直さないで進める方が難しくなっちゃうと思う。違うと思ったらいつでも直すのが大前提、と思ってやってみてくださいね。」


字を書く時と比べると、鉛筆の使い方がちょっと違います。

先生がどう描くのか、直すのか、加筆指導から学びます。


先生は加筆指導をする時も、筆圧は弱く、線は柔らかく、そして複数置いてあるモチーフを同時に描き進めていくようにバランスよく描いてみなさんに見せたりします。一つのモチーフに集中しすぎて他のモチーフを描くのを忘れてしまうと、構図を直さなきゃいけない時に困ってしまいます。全部のモチーフが綺麗に画面に収まっていると構図は良く見えるものなので、意外とこの「良い構図を探す」仕事が重要なんですね。


だからフットワークは軽く。いつでも直せるという軽い気持ちで。そして、ああでもないこうでもないと描いてみて、これなら画面の中での収まりが良さそうだなと思ったら、筆圧を強くしたり、色を積極的にのせていくと後半の仕事が安心してできると思います。


制作に入る前のレクチャー。完成のイメージを持とう!


絵の具の扱い方は、実際に手を動かしながら掴んでいきます。


水彩画を受講した人にとっては、これまでの話がもっと大事です。「絵の具を塗ったが最後、もう後戻りはできぬ!」と緊張してしまい、絵の具に手を出せなくなってしまいます。下描きの仕事が完璧でないと、次に進めなくなってしまうんですね。


ですので、ここでのアドバイスや加筆指導も「直し方」を教えます。絵の具だって鉛筆と同じように、気軽に描き直せる画材なんだということがわかれば、みんなもっと自由に描けるはずなんです。今回使った「アクリル絵の具」という絵の具は、薄く溶いて少しずつ塗り重ねて描くこともできますし、濃くすれば一度描いた形を塗りつぶすこともできます。要するに、水分量によっていかようにも出来る絵の具です。実際、絵の具の特徴を理解した後のみなさんの絵は、最初と比べると、結構大胆な仕事が出来るようになっていました。


2日目の終わりには、みなさんの作品を並べての講評会。今回の体験のまとめとして、一人ひとりの作品に対し、先生からコメントや今後のアドバイスをしていきました。やる気のある方が多かったので、作品も中々の充実度です!


作品講評会の様子。みんな終わってホッと一息〜

2日間の仕事を振り返りながら、完成作品にアドバイス!








ぜひ今回の体験を生かして、もっと上手く、そしてもっと自由に描いてもらえるといいなと思います。参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました!!