2018年2月20日

木炭デッサン「ゴイサギの剥製と植物のある静物」


こんにちは!
講師の依田です。


みなさま、先日の雪の被害などは大丈夫だったでしょうか?寒さ極まる中ですが、ちらほら春の気配も感じられてきました。暖かい気候が待ち遠しいですね。。


さて、今回のブログは美術クラブ新年最初の課題、木炭デッサンについてです。通年の中で2回目となる木炭紙サイズの課題であるとともに、いつもの鉛筆ではなく、古くから描画材として親しまれてきた「木炭」を使用します。


画用の木炭です。ガーゼは擦るために、パンは消し具として使います。

木炭の色は鉛筆とは全然違います。木炭紙という紙も、表面が特徴的です。


白い部分をちぎって、消しゴム代わりに。


炭とパンで絵を描くなんて、昔の画家さん気分ですよね!ただ、非常に魅力ある表現を行える素材で、今でも美大の入試課題に採用されるなど、決して廃れてしまった描画材ではないんです。


手で押さえて描いていく触覚的な部分は立体制作に、色の重ねやしつこいやりとりは絵の具表現に通ずるところがあります。そのほか様々な発見ができる木炭の懐の深さ、体験できたでしょうか?


それでは何点か作品を見ていきたいと思います◎



中2の作品です。細部まで気遣った、非常にバランスの良い作品になっています。木炭の調子のコントロールもうまいですね!鳥の羽毛の柔らかさなど、質感にもそれぞれ説得力があります◎一斗缶の手前側にもう少し強さがあるとさらに迫力が増したかも・・・!



中2の作品です。カラッとして白黒の対比が気持ち良い描写ですね。剥製や植物の描き込みも素晴らしいです!惜しいのが背景。。中間調子は綺麗ですが、もう少しピタッと決めたかったですね〜。



中3の作品です。正面に近い難しい位置でしたが、丁寧に見直しを重ね、だいぶ自然に落ち着きました。最後まで絵を動かしていく姿勢が素晴らしかったです!剥製の羽毛の描写は力が入っていますね◎一斗缶の金属質、レンガの重さが惜しいところ!!



中2の作品です。ガツン!と乗った木炭がかっこいい作品です。背景とのメリハリでモチーフを見せていくのも良い手だと思います。また、剥製を大胆にカットし、植物をメインにした構図にも注目です。実は、セットされたモチーフ全てを描かなければいけないという決まりはないのです。自分が魅力を感じた部分に着目することがあっても◎ただ、部分を大きく入れたら入れただけ、別の難しさも出てきます。色々試行錯誤していきたいですね。



中2の作品です。いつもはハイトーンなデッサンの彼女ですが、今回はしっかり木炭を乗せ、全体を何度も確認しながらしつこくやりとりを重ねました。グッとした黒が効いた迫力ある作品に仕上がっています◎いいですね!



こちらは制作と講評会の様子です!


背景も含めて絵にしようとしていますね。

輪郭線で描いていくところから始めますが、徐々に陰影も描いていきます。

手のひらや指で濃さを調整したり、こすったりすることが多いのが木炭の特徴です。

なかなかの密度が出てきました。制作中にも作品を遠目で見て、アドバイスをもらいます。

ゴイサギの剥製は全体のフォルムも難しいですが、毛の表現も苦労がいります。

鉛筆デッサンの時と違い、エネルギッシュな作品が揃いましたね。

先生達は油画科出身。自らの木炭デッサンの経験も生かしてアドバイスしていきます。


そのほか、年度の終わりにふさわしい力作揃いで、皆さんの成長をビシバシ感じました!

さて、いよいよ最終課題がはじまります。最後は自由制作!!気合十分で臨みましょう!


受験チームもラストスパート!このブログがアップされる頃には結果も出ていますでしょうか???これまで本当〜っによく頑張りました!落ち着いて力が発揮できたことを願っていますー!!