2018年5月15日

春休み美術教室2018の授業レポート!



こんにちは!
美術クラブの講師の村です。

今回は、3月に行われた『春休み美術教室2018』のイベントの様子をレポートします。開催からはしばらく時間が経ってしまいましたが、この先イベントに参加してみようかなと考えている中学生さんの参考になればいいなと思います。


イベントの雰囲気がなるべく皆さんに伝わるように、スナップ写真を多くご紹介しますので、楽しんで見てもらえたら嬉しいです。


まずは「デッサン」の講座から!


鉛筆の削り方など、画材の準備からしっかり自分でやってみます。

デッサンの制作が始まりました。

制作途中の作品を並べてみて、進み具合をチェック。

制作を再開。ディテールを描き込んで見応えのある絵に。

作品全体のバランスも大事です。

先生にどうやってデッサンを進めるのかを見せてもらいます。


美術クラブの特徴は、本格的な美術を体験できるところにあると思います。「本格的」と言われても何が本格的なのか、ちょっと想像できないかもしれません。ざっくりと言うと、平面的な表現ではなく立体的な表現にチャレンジする、という感じでしょうか。


日本では今も昔も平面的な表現が盛んです。いまや若者たちだけでなく大人も夢中になっている漫画やアニメーションなどは、日本の平面的な表現が特徴的ですよね。ですから目には立体的に見えていても、それを線や塗りに置き換えて表現することの方がみなさんにとって馴染みがあるかもしれません。


このイベントで体験してもらったのは、そういったものとは少し違った立体的な表現です。ボリュームがあり、奥行きがあるリアルな表現。ですので、輪郭線はなるべく控えめに、そのかわり明るさや暗さを利用したボリュームを感じる立体的な表現に注目してもらいました。


つづいては「水彩画」講座の様子です。


形を描くときの注意点をレクチャーで理解しましょう。

絵具ですが、デッサンのように明暗を捉えていきます。

筆使いや色の作り方など、描き方を見て覚えていきます。

少しずつリアルさが感じられるようになってきました。


絵の具を使った表現もデッサンと同様で、輪郭線はあまり描きません。塗り絵のような感覚で色を平面的に塗り分けるのでなく、明暗やボリュームを優先していきます。


またモチーフの持っている立体的な特徴を大事にします。色を塗り分けることよりも優先したいのは凹凸です。例えば、布は平らである、レモンは丸い、紙コップは円柱など、手で触ったり持ったときにわかる凹凸を描くようにしています。


最後は「リアルな立体」講座です。



立体の芯材として、新聞紙の塊を用意します。

紙粘土で肉付けしたら、モチーフそっくりの形にしていきます。

窓際のはっきりした光で照らすと、明暗の印象が合わせやすい。

粘土が乾いたら絵の具で彩色します。

そっくりにしようと思ったら、モチーフの観察も自然と深まります。


立体制作では、絵と違ってはじめから立体感があります。そのため立体的な表現と言われてもあまりピンとこないかもしれません。ですが、実は私たちは絵と同様、気がつかないうちに平面的に見ようとするクセが身についてしまっています。


今回の授業でも、なるべくモチーフをいろいろな角度から観察しようと呼びかけ、みなさんに足を使って動いて見てもらいました。ちょっとずつですが、殻を破ってリアルな表現をする人が増えてきたように思います。


最後は全員の作品をずらりと並べて講評会を行いました。


自分の作品にコメントやアドバイスがもらえるのも嬉しいですが、別の講座の作品も見るのもなかなか楽しいです◎



上手くいったところ、これからの課題、先生にコメントをもらいます。


デッサン・絵具・立体…画材は違えど共通点はとっても多いです。


近くで作品を見ていたときと印象がガラリと変わって、遠くで眺めてみたときに非常に上手くいっていると感じることもありますし、またその逆もあります。制作に夢中になっていると周りが見えなくなってしまいますよね。集中することや没頭することは悪いことではありませんが、ときにはふと立ち止まって客観的に自分の作品を眺めることができると良いですね。


レポートは以上となります。みなさん、本当にお疲れさまでした〜!!また、たくさんのご参加ありがとうございました!


次回は下記の時期にまた開催したいと思っていますので、ご興味のある方はぜひ参加してみてくださいね!^^


『夏休み美術教室2018』
期日:7月21日(土)〜22日(日)
時間:1:30p.m.〜4:00p.m.
イベントの詳細情報や募集開始日は6月に公開する予定でおります。